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速攻もいいけど鈍行もね!


皆様、楽しいMTGライフを送っていますでしょうか?どうもTALです。
 


今回は前回からの続きになります。

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当時ハマっていたものがなくダラダラと過ごしていたのもあり、また『結構な賞金が出ると書いてある割りには非常にマイナーなゲームじゃねえか、これはワンチャンあるで』という甘い考えもあり、MTGを習得すべくDCIに通うように・・・なってはないんですよね、当初は。やっぱりルール的には難しくて(注1)、しかも初期投資的な意味でもかなり高くつくので、ゲーセンで100円玉を入れてスタートするノリで『やるか!』とはなりづらいんですよね。


(注1)当時は「インタラプト」「マナ・ソース」みたいなものまであって、スタック・ルールでもなく日本語版に誤訳がいっぱい、カード別に適応されるオラクルなんかもあって、なかなか大変だったのです。今のほうが3倍は簡単です。(3倍、としか言い切れないのがMTGの複雑さなんだよな・・・個人的にはこれがMTGの欠点であり、長所でもあると思っていますが)



それでも、DCIに行って基本的なことを教えてもらった&小さなルールブックを必死に読み解くことで、その難解なルールを少しずつ理解できるようになり、ゲームとして投資する価値があるものだと思い、色々な商品を購入して、他の人とのフリープレイを楽しみ、MTGというゲーム自体をある程度遊べるようになりました。





が、当初の動機の一つである『賞金を得る』という行動にはほど遠く・・・。
色々調べたり、話を聞いていくに連れ、いくつかのことがわかってきました。



・「DCI公認大会」という大会がある。

・Ratingというものが存在する。「公認大会」に出ることでRatingが変動し、自分の強さみたいなものが数値化される。

・大会のフォーマットも色々な種類があるらしい。

・高額賞金が出る「プロツアー」なるものがある。ただし限られた人しか出場できない。Ratingを上げるか、出場権を得るための「PTQ」という大会で上位入賞する、などの条件が必要。


だいたいこんな感じのことを短期間に知ることになりました。





何度も繰り替えしますがMTGを始めたきっかけが『賞金が出るゲームなので』という欲望にまみれた理由でしたので、「賞金が出る試合」=「プロツアー」というものに強く惹かれることになります。MTGを知り、ルールをある程度把握してから1ヶ月も経たない時期でそんな感じでした。世の中なめてますね。この若者は。


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憧れのプロツアー。




Ratingでの招待は現実的に厳しいので、とりあえずPTQ突破を目標にすることにしました。


当時あったフォーマットは、

・クラシック

・エクステンデッド

・スタンダード

・ブロック構築

・リミテッド(シールド・ブースタードラフト・ロチェスタードラフト)


だったかと思います。クラシック=ヴィンテージ、エクステンデッド=レガシーっぽいモダンみたいなもんで、今とそんな変わりはないです。



当時の経済力からしてクラシックは当然のことながら、通常の構築に関してもいきなり買い揃えるのが難しく(それでも今より安上がりだった気もしますが)、安上がりで作れそうな強いデッキを『探す』ことにしました。ちなみに直近であったPTQはラースサイクル限定構築(テンペスト~エクソダス)でした。カードプールが狭かったのは幸いでした。



今なら、メタゲームをネットで仕入れて、それを考慮してデッキ選択したりサイドボードを決めたりすると思いますが、当時(1998年)は基本的に雑誌や同人誌みたいなものから情報を仕入れるのが基本だったと記憶しています。『RPGマガジン』(のちの『ゲームぎゃざ』)とかですね。


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TRPGやらなかったけどMTGの為に買い続けた雑誌



自分の置かれていた状況は若干違っており、親が昔からパソコン通信をやっていたこともあってか家庭でISDNを引いていたりして、自宅にインターネットができる環境がありました。元々はアメリカ産のゲームだし
国内で勝つにはみんなが知らない情報を仕入れれば勝てるのでは?という雑な発想もあり、ひたすら海外サイトのネットサーフィンを繰り返し、最終的にしっくりいきそうなデッキを見つけました。

相手のライフだけを見つめていればいいだけのデッキ、赤単。これなら難しい動きも少ないだろうし、自分には最適だろう、ということで選択することになりました。

ちなみに、扱いが簡単で安上がりなデッキをひたすら探していたら見つけただけで、メタゲームとかそういうのは全然気にしていない、むしろそういう発想自体がほぼなかったです。



ラースサイクルにある火力というと、まともなものが《Kindle》と《Sonic Brust》くらいしかなく(高級品の《Cursed Scroll》は禁止カード)、あとはクリーチャーで殴り切る形だったのと2マナまでのカードしか入っていなかったのもあり、「土地は3枚引いたら、もうそれ以上は不要」と判断、あと「オリジナリティを入れたい!」という素人特有の発想から《Seismic Assault》を採用してPTQに挑むことにしました。

この時、MTGを知ってから4ヶ月、未だ公認大会には出たことがないという有様でした。

 

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今回はこれまで。




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