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増えよMTG人口

 こんにちは、ユキです。
 紳士の覚醒、第三回目です。
 今回は内容を統合し、今回第三回と予定していた「第四回 雰囲気は大切だ~吊り橋効果~」と合体して書いてゆこうと思います。
 今回は、具体的にマジックに誘いたい人が出来た際、どんなアプローチの方法があるかを考えてゆきましょう。

 マジックの楽しみと言いますと何を考えますか?
 ものの楽しみはいくつかあり、マジックにも様々な楽しみがあります。カードを集める楽しみ、パックを剥く楽しみ、イラストを見る楽しみ、デッキを作る楽しみ、対戦する楽しみ、大会に出る楽しみ、勝つ楽しみ、背景ストーリーに触れる楽しみ、記事を読む楽しみ。他にも色々あります。
 楽しみは個々人のもので、(良識の範囲内の楽しみであれば)それを侵害したり悪く言って良い道理はありません。一部の心無いカジュアルプレイヤーと、一部の心無いトーナメントプレイヤーのわびしい戦いは、お互いの楽しみ方が異なるのがひとつの原因ですね。

 初心者に入ってもらうには、
「楽しみの中でどの楽しみをより良く知ってほしいか」
「どう伝えたら良いか」
が大切です。

ただ、ここで問題なのが
「あなたの楽しみを押し付けない事」
です。
 良く知らないジャンルのもので、特に興味もない部分ばかり鼻息荒く詳しく解説されても「さぁ面白そうだ」となる人は、恐らく寛容さが菩薩級な人でしょう。
 
 「相手が考える、望んでいる楽しみ」と「自分が提示出来る、より良く伝えられる楽しみ」の妥協点を上手く見付けて提示してあげられると良いですね。
 「相手と自分の方向性が違い過ぎるから無理矢理押し付ける」ではなく、上手く形を変えられるのが良いでしょう。
 相手がイラストやカードそのものに目を向けたなら、山程のカードを見せてあげましょう。自分のカードを見せるも良し、ショップの棚を見せたりネットで検索してあげるのも良いですね。
 同様に背景ストーリー好きなら、イラストを沢山見せたり簡単に説明してあげましょう。公式の壁紙は大きいイラストで細かい所も良く見えます。近年は公式も背景ストーリー紹介に力を入れています。
 勝負や駆け引きが好きなら、いきなりゲームを教えたり大会に見学に行くなんて良いかもしれません。カバレッジや大会動画も至る所にあります。

相手のニーズを理解する様に、相手との距離感も大切です。
いきなり人の多いショップや大会に誘ったら、引かれる可能性もありますし、逆にマンツーマンで伝える事の方が偏っていると感じる人もいるでしょう。
相手がマジックにおいて何を楽しみにしてるのか、そしてどの様な雰囲気や展開で伝えられたいのかを考えましょう。直接聞いてみるのも良いですね。
そのためにはマジックの色々な楽しみに一定の理解を示し、それらを簡単に提示出来る手段をいくつか持っていると、分かりやすくて色々な相手に対応出来ます。

という事で第三回はおしまいです。
次回は「プレゼント選びは真剣に~けちじゃない贈り物~」を予定しています。

 あなたの「マジックの楽しみ」は何ですか?

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