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リミテッドについて語っていこうと思います。



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後編です。前回載せたカードプール、おさらいしてみましょう。



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白はクリーチャーが豊富で、除去もそこそこありますがボムはありません。無難な感じ。
 

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青はスペルが豊富・・・とはいえカウンターばかりですし、クリーチャーもパッとしない。
 

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黒は最低限のカードが揃っているだけでレアもありますが・・・全然噛み合ってない。(種族的な意味で)
 

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赤は前向きなスペルが豊富です。クリーチャーが貧弱ですが・・・


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緑はまあまあ。序盤から終盤まで役立つクリーチャーが多いですね。


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その他。無色で強力なレアが2枚あります。どんなデッキでも入りますからこれは助かりますね。




カードの色ごと、マナカーブ順への配列が終わったらデッキ構築に移ります。




④軸となる色を(仮)決定する



さて、この中で1色ベースになりそうな色を考えます。

自分は今回、とりあえず緑をベースにしてみて作ることにしました。



理由?なんとなくです。・・・なんて言われたら怒られそうですが、とりあえず5色のうち、これは使える色だろう、というベースの色を1色だけ決めてしまってからデッキを考えてみるほうが、時間がかからないと思ってます。限られた時間で組み上げる必要のあるシールドでは、構築時間の確保が一番重要だと思っています。



初めから2色を選んで構築すると色のパターンは10通りになりますが、1色を決めてから残りの色を選択するのであれば4通りで済みますし、もし今回でいえば「緑に合わせれられる色がない!」という結論になれば、残りの色の組み合わせで考えればよく、その際になんだかんだで全てのカードプールを並べて見ているので、比較的結論が出しやすくなると思われるからです。マナカーブ順にソートした時点でも見てますしね。



まず、緑のカードとアーティファクトをマナカーブ順に並べます。その際、「デッキによってメインから入る可能性があるカード」、「メインからは絶対に入れることのないカード」はそれぞれわかるように、別ゾーンにおいておきます。「デッキによってメインから入る可能性があるカード」はとりあえずマナカーブのところに並べてしまってもいいかもしれません。
 


で、出来上がったのがこちらです↓
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⑤2色目を探す&デッキとして成立するか考える




並べ終わったら、2色目を探します。

とりあえず、カードがいっぱいある白を並べてみましょう。


先ほど並んでいた緑のカード群に白を重ねます。さきほど同様、デッキに入れたくないラインのものは別ゾーンにおきます。
 


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こう並べると、小粒揃いですけど、白の方が強そうですね・・・





さて、この時点でこの中からデッキの形、マナカーブを意識しながらカードを削っていきます。(Part4で言っていたことです)

デッキにあるカードで昂揚を達成させると美味しいカードが複数あり、また人間シナジーもそこそこあります。ただ、序盤から積極的に殴っていけるような構成にはならなさそうなので、そういうところも意識しながら、そしてマナカーブも意識しながらカードを選んでいきます。

ちなみに、シールドはドラフトに比べてカードプールが狭いため、 デッキの形として明確なビートダウン・コントロールの形のデッキが組みづらいです。ですのでカードとして強いカードを優先し、カード同士のシナジーを優先したグッドスタッフの形になりやすいです。やたらとデッキの形にこだわりすぎて弱いカードを使うよりは、強いカードを使いましょう。




で、とりあえず選んでみたのがこれ。



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あんまり時間がなくて大雑把に組み上げちゃったのもあって、昂揚達成のためにカカシを残しておいた方がよさそうかも、とか色々と見直す部分はありますが、まあこんな感じになりました。






⑥使うメインカラーを確定させる



今回のカードプール、実のところ緑と白以外の3色があまりにも弱すぎて選択肢がほぼない状態なので申し訳ないのですが、もし他の色に可能性がありそうな時はここで選んだカード群を選んでおき、別の色を並べてもう一度検討してみます。その際、必ず「とりあえずデッキの形になるように」までは進めてみましょう。簡単にいえば、2色目を変えて②を繰り返す感じですね。



なぜそうするか、というとカードプールだけ並べて「どうかなー」と考えるよりも、まずはデッキの形にしてから検討しないと本当の強弱が見えづらいから。



今回のパターンだと緑が強そう、ということで緑をベースに考えてみていましたが並べている時に白のほうが強いんじゃない?とも思いましたので、その場合は①まで戻って再度やり直すのもアリだとは思います。




特に各色のカードプールが中途半端に強くて色の選択肢に困った時には、暫定でもいいので完成形を幾つか作り出すことで本当にどれが強いのか見えやすくなると思います。

 

色々試行錯誤して、使う色を決めましょう。
 





⑦最終的なデッキを完成させる



色々考えて、今回はこのまま緑白で行くと決めた、としましょう。

でも、これでデッキ完成!というわけではありません。

最後にタッチできる(したほうがいい)カードがあるか検討しましょう。
 


とりあえず、赤のカードでいくつかタッチ採用に値するカードがあったのでピックアップしてみます。


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2色土地もあり、マナサポートもあるので採用しやすいですが、アヴァシンの裁きのマッドネスを活用できるカードがほぼなく、狂気の預言者もわざわざタッチしたところで強いか?というと微妙なので、今回はタッチなしとしました。


青の継続する調査もタッチしたら面白そうですが、序盤の安定感を重視して採用しませんでした。


ここら辺は本当に正解かどうか、怪しい部分ですけどね。





最後に土地のバランスを考えます。


デッキに入るカードを色別で並べ替えます。


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ちょうど同じ枚数ですね。緑にはダブルシンボルが1ついますが、6マナの状態なら特に負担とはならないはずなので気にしなくていいです。


土地のトータルの枚数としては、マナカーブも普通で起動型能力にマナを費やすものがいくつかあるので無難に17枚。森と平地8枚ずつ、そして《ウェストヴェイルの修道院》を入れます。



今回無色土地を1枚採用したせいで、基本地形が16枚となり均等に入れることになりましたが、もし基本地形だけで17枚入れる場合、

・カードのバランスが片方の色に偏っているなら、そちらのほうの枚数を増やす

・マナカーブ順で先に欲しい色を優先して枚数を増やす

そしてPart5で書いたことを念頭に置いて土地の枚数を決めます。



ちなみに起動型能力目当てで色マナが出ない土地を入れる場合、他の基本地形だけで十分色マナを補えるのであれば土地として計算し、3色デッキなどで色マナに不安を抱えている時は、スペルとしてカウントして採用することをオススメします。デッキを強化する目的で入れた土地のせいで事故を誘発させては意味がないですからね。

 

以上、簡単にですがシールドの実践をやってみました。このデッキを使って実際の試合をやったわけではありませんし、カード選択としてはもうちょっと詰めたほうがいい部分もありますが・・・
自分は大体こんな感じで構築をしています。


当然人それぞれの構築方法はあると思いますので、ひとつの参考程度にして頂ければ、と思います。





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