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皆様はじめまして、ニッグと申します。これからは環境考察や大会結果考察などをお送りしたいと
思います
スタンダードがローテンションする新環境の考察を前篇後編の2回に分けてお送りしたいと思います
まず前篇では失うものや状況整理簡単な新環境への展望を行いたいと思います。
① 失うもの
簡単に前環境から何が失われるか整理してみましょう
包囲サイやアナフェンザ、カマキリなどの多色のパワーカード
はじめる破滅やアブザンの魔除けなどの多色の強力なスペル
頑固な否認などの優良カウンター
強力な探査カード
タルキールのフェッチランド
ざっと見ただけでも環境を支えてきたキーワードが確認できますね。
フェッチランドを経由した多色マナベースで多色の強力なスペルを互いにぶつけあう環境だったと思います。
この中でもフェッチランドが失われることによるマナベース基盤が次の環境の勝利者を生む秘訣ではないかと筆者は考えます
② 弱体化を余儀なくされるアーキタイプ
まずは前環境で猛威を振るった4cラリー。これは潤沢なマナベースに支えられていたため、土地基盤での弱体化が予想されます。それにより、緑黒ハスクやバント中隊などに移行していく事が予想されます。
次にアブザンカラーのデッキ。これらは土地以外の全てを失うといっても過言ではないですね。しかし、白黒のミシュランをはじめ各種ダメランなどマナ基盤は恵まれているのでこのカラーを使うデッキは新しく生まれていくと思います。
エスパーカラーのデッキ、これらはドラゴンやメンターなどのゲームに勝てるカードをドロースペルやカウンターで相手を圧殺していました。これらはマナ基盤が弱くなりシンボルの濃いカードをどの程度まで使えるのかといった課題が今後生まれます。勿論メンターはいなくなってしまいますしね。
はじける破滅を使ったマルドゥ系やジェスカイ系も強力なスペル、強固なマナ基盤をうしなってしまいましたので解体を余儀なくされると思います。
③ 新環境で評価が変わる?
新環境は今までの環境をまったく変わります。一旦前の環境を忘れてもいいくらい新しくカード単体の評価を変えなくてはいけないと思います。
例えばヴリンの神童、ジェイス。
これは今までよりかなり運用方法が変わると思います。まずはフェッチランドがなくなり墓地がたまらないこと、使いまわしたい強力なスペルが減ってしまったことが挙げられます。勿論マッドネスとの相性は抜群ですし、単純にルーターで手札の質を向上させること、昂揚達成にも貢献すると思います。特に環境からドロースペルが少ないのでマナフラッドへの対策ができることも魅力的です。
棲み家の防御者なんかも使いにくくなったのかなと思います。理由は同様で墓地にどれほど回収したいものがあるのかといったところです。
次にギデオン、これは依然として強力ですよね。
前環境終盤では反射魔道士が環境を席巻してしまったために見る機会が減りましたが新環境では最強の4マナ筆頭カードですね。また奥義能力が墓地に落ちやすいので棲み家の防御者
評価が変わる例で筆者が一押ししたいのがジェイスの誓い。
先ほど挙げたように新環境は墓地がほとんどたまらないので2枚墓地に落とす能力は強烈ですし、ジェイスの変身にも一役買い昂揚も達成しやすくなる。ジェイスがPWになれば占術もできるとあって青いジェイスを使うデッキには投入されるのではないかと予想しています。また任意のカードを落とせるのでリアニメイトしたい生物を落とすのにも使えそうですね。
④ まとめ
一言お伝えしたいのが、新環境は前の環境を一切忘れて、新しいアーキタイプ、新しいマナベースなどを創りあげていくのが大切なのかと思います。また前環境強かったカードが弱くなったり、イマイチだったカードが使えるようになると思うのでみなさん自分でデッキを作り大会参加や友人とたのしくマジックしましょう。
拙い文章を読んでいただきありがとうございました
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