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恐ろしげで、でもどこか愛嬌のある『カカシ』のご紹介をさせていただきます。


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#これはカジュアルプレイ・初心者・初級者の方をメインに見据えた記事です。
 中・上級者の方はニヤニヤしながら適宜アドバイス下されば助かります。

前回、妙に不器用で影の薄い部族『射手』をご紹介しましたが、今回はそれよりもちょっとメジャーな『カカシ』のご紹介をさせていただきます。


メジャーな理由としてはやはり「絵描きの召使い」の存在でしょうか。いわゆる「ペインターコンボ」のキモなので、様々なデッキで活躍しています。
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また、長いMTGの歴史の中でも1枚しかないアンタップをコストにしたマナ能力を持つ「ピリ=パラ」や、能力やマナコスト、何よりも色の都合でEDHでも活躍するカカシロード「刈り取りの王」など魅力的なクリーチャーがたくさんいるのです。
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そんなカカシが大活躍した(してない?)のがシャドウムーアブロックです。
イニストラードがゴシックホラーであるならば、シャドウムーアはダークファンタジーの世界。カカシたちは粗末な、あるいは汚れた材料で作られ、与えられた仕事を淡々とこなす不恰好な自動人形として存在しています。刈り取りの王を除いたカカシは全て無色ですが、自身や他者の色を変えたり、パーマネントの色を参照したりと奇怪な動きをします。また、意外なことにそのほとんどは防衛を持っていません。


ここで少し疑問が湧きます。なぜカカシは当然のように動いているのか。
日本にも古来よりのクリーチャー「妖怪」がいますが、その中にカカシの姿は見受けられません。そもそも、日本ではカカシは神に近い扱いでした。かつて、肉食獣の体毛や肉を焼いた臭いで鳥などから作物を守った「嗅がし(かがし)」は、鳥獣害という悪に対する神をおろすための装置として拵えられた人形「カカシ」へ変遷していきます。長年愛用した器物に付喪神が宿ることはあれど、はじめから入るべき神が定まっているものへの上書きはされないのです。
この神、名を「曾冨騰(そほづらかがし)」と言いまして、動き回ることはできないが天下万物を知っていると言われています。つまり日本のカカシとは、神格の宿る器であり、動き回ってはいけないものなのです。

翻って欧米、特に一神教の地域ではカカシに神が宿るなんて言語道断。更に「目には目を、武力には武力を」が根付く侵略者のスピリッツから、鳥獣害に対抗するためにはより強い守護者を作る必要がありました。黙示録に登場するイナゴの群れを例に出すまでもなく、中世でも作物への害は悪魔によるものと捉えられていました。カカシを英語でいうと「スケアクロウ」ですが、これはそのまま「カラスを脅かすもの」です。雀でも鳩ではなくカラスをメインターゲットに据えているわけですが、中世のカラスといえば言わずと知れた魔女の使い魔であり、ここにも「対悪魔」の色が濃く出ているわけです。そのため彼らは悪魔よりも恐ろしい風貌で天地を睨み、二本の足を持ち、鎌などの武器を構えるようになっていきました。
そういった最前線に立つものがいつしか魔に染まっていき、やがて心強い守護者が恐ろしい敵として襲ってくるのはダークファンタジーの基本ですね。


総合すると、つまりカカシとは
・(筋道は違えど)魂を込められることを前提とした無機物
・神にも悪魔にもなりうる
という二律背反を背負った存在だと言えるのではないでしょうか!
…なんていうのはもちろん妄想の域なのですが、そんな事を考えながらデッキを作るのも中々楽しいものです。先にあげた「ピリ=パラ」や「小走り犬」など、どこか愛嬌のある見た目もあって「絶対にカカシを活躍させてやる!」みたいな気持ちになったりしますよ。きっと。

最後にお気に入りのカカシを2枚ほど。
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名前のインパクト、見た目の恐ろしさもさることながら、「婆カカシ」の能力で墓地の「刈り取りの王」を戻しつつ「翼鳴らしのカカシ」を生贄に捧げたりすると充実感溢れます。


知られざる部族の魅力を発見するお手伝いができたなら幸いです。
#文中の説は諸説あるものからの素人考察です。
マジック・ザ・ギャザリング
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