13 1 7
MtGの白ウィニーを黎明期より支え、愛されてきた白騎士。
そんな白騎士のDNAを持つカード達を紹介してみます。


1

白騎士/White Knight (白)(白)
クリーチャー ― 人間(Human)・騎士(Knight) , アンコモン

先制攻撃(このクリーチャーは、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。)

プロテクション(黒)(このクリーチャーは黒のものに対して、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。)

2/2

偉大なる原点である、白騎士。Limited Edition(1993年)が初出で、マジックの代表的なクリーチャーとして親しまれてきた。

今回はその白騎士の特徴である、「白の騎士」「コストが(白)(白)」に焦点を絞って、白騎士の子孫たちを時系列順に集めてみました。
時代の移り変わりと共にどう変化していくのか、白騎士とタイマンで戦ったらどっちが勝つのか。

少々長いですが、一緒に歴史を振り返ってみませんか。


2

Order of Leitbur (白)(白)
クリーチャー ― 人間(Human)・クレリック(Cleric)・騎士(Knight) , コモン

プロテクション(黒)

(白):Order of Leitburはターン終了時まで先制攻撃を得る。

(白)(白):Order of Leitburはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。

2/1

フォールンエンパイア(1994年)で登場したOrder of Leitbur。
クリーチャータイプにクレリックが追加。タフネスは低いものの、器用さが上がっている。
白騎士とタイマンすると、マナをつぎ込まないと負け、つぎ込むと引き分け。


3

Kjeldoran Knight (白)(白)
クリーチャー ― 人間(Human)・騎士(Knight)  レア

バンド

(1)(白):Kjeldoran Knightはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。

(白)(白):Kjeldoran Knightはターン終了時まで+0/+2の修整を受ける。

1/1

アイスエイジ(1995年)で登場したKjeldoran Knight(キイェルドの騎士)。
なんとレアに昇格。今は無きバンドを持ち、Order of Leitburのような器用さも併せ持つ。
白騎士とタイマンすると、マナが無ければ負け。(1)(白)(白)(白)出せるなら勝ち。


4

白き盾の騎士団/Order of the White Shield (白)(白)
クリーチャー ― 人間(Human)・騎士(Knight) , アンコモン

プロテクション(黒)

(白):白き盾の騎士団はターン終了時まで先制攻撃を得る。

(白)(白):白き盾の騎士団はターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。

2/1

Kjeldoran Knightと同じくアイスエイジで登場。こちらはアンコモン。
性能はOrder of Leitburとまったく同じで、同型再販となっている。イラストがカッコよく、人気も高い。
白騎士とタイマンすると、マナをつぎ込まないと負け、つぎ込むと引き分け。


5

コーの戦士/Warrior en-Kor (白)(白)
クリーチャー ― コー(Kor)・戦士(Warrior)・騎士(Knight) , アンコモン

(0):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。このターン、コーの戦士に与えられる次のダメージ1点は、代わりにそれに与えられる。

2/2

ストロングホールド(1998年)で登場し、サブタイプコー・戦士を獲得している。
白ウィニーだけではなく、無限ライフのコンボパーツにも利用された。
白騎士とタイマンすると、必死に移し変えをスタックに積んでも負け。


5

Knight of the Hokey Pokey (白)(白)
Summon ― 騎士(Knight) UGL, コモン

先制攻撃

(1)(白),ホーキー・ポーキー(立ち上がり、尻を振り、両手を頭の上にあげ、360度回りながら両手をワイルドに振る)を行う:このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にKnight of the Hokey Pokeyに与えるすべてのダメージを軽減する。

2/2

アングルード(1998年)にて登場したホーキーポーキーの騎士。
久々に先制攻撃2/2が帰ってきた。ただしプロテクションは無し。能力にあるホーキーポーキとは、アメリカの童謡のようなもので、イラストの騎士のような感じのダンスである。気になる方は下の動画を確認してほしい。
白騎士とタイマンすると、そのままだと相打ち、マナを払い恥を捨てれば勝てる。





6

歴戦の騎兵/Veteran Cavalier (白)(白)
クリーチャー ― 人間(Human)・騎士(Knight) , アンコモン

警戒

2/2

第7版スターター(2001年)にて登場した歴戦の騎兵
先制攻撃とプロテクションを失った代わりに、警戒を得ることができた。
イラストを描いているのは、私が愛してやまないrk.post氏。
白騎士とタイマンすると、もちろん負け。


7

銀騎士/Silver Knight (白)(白)
クリーチャー ― 人間(Human)・騎士(Knight) , アンコモン

先制攻撃、プロテクション(赤)

2/2

スカージ(2003年)にて登場した銀騎士
白騎士と違う部分はプロテクションの色のみで、当時流行した赤系デッキに強烈に刺さった。
プロテクションは黒よりも赤の方が有用度が高いのか、白騎士よりも高い。
白騎士とタイマンすると、相打ち。


8

レオニンの空狩人/Leonin Skyhunter (白)(白)
クリーチャー ― 猫(Cat)・騎士(Knight) , アンコモン

飛行

2/2

ミラディン(2003年)にて登場した、猫の騎士レオニン。
2マナ2/2と標準的なボディがありながらも、なんと飛行もついてくるというお得感。
関係ない話だが、猫+騎士って、何となく某ひと狩りいくゲームのア○ルーを連想してしまう。
白騎士とタイマンすると、もちろん負けてしまう。


9

白き盾の十字軍/White Shield Crusader (白)(白)
クリーチャー ― 人間(Human)・騎士(Knight) , アンコモン

プロテクション(黒)

(白):白き盾の十字軍はターン終了時まで飛行を得る。

(白)(白):白き盾の十字軍はターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。

2/1

コールドスナップ(2006年)にて登場した、白き盾の十字軍。
アイスエイジの白き盾の騎士団に名前も能力も似ているが、こちらは空を飛べる。
プロテクション(黒)が久しぶりに帰ってきた感じがする。
白騎士とタイマンすると、どんなにマナを支払っても負け。上から行こう。


10

聖なる後光の騎士/Knight of the Holy Nimbus (白)(白)
クリーチャー ― 人間(Human)・レベル(Rebel)・騎士(Knight)  アンコモン

側面攻撃(側面攻撃を持たないクリーチャーがこのクリーチャーをブロックするたび、ブロックしているクリーチャーはターン終了時まで-1/-1の修整を受ける。)

聖なる後光の騎士が破壊される場合、それを再生する。

(2):聖なる後光の騎士はこのターン再生できない。この能力は対戦相手だけが起動してもよい。

2/2

時のらせん(2006年)にて登場した、テキストがいっぱい書いてある騎士。
再生による除去体制と戦闘で機能する側面攻撃を持っており、白系ビートダウンで採用される。
クリーチャータイプにレベルが追加されており、レベル系デッキで見かける事も。
白騎士とタイマンすると、状況設定によって勝敗が変わる。
白騎士が攻撃、後光がブロックで、マナを支払われたら負ける。
マナが無ければ、再生により戦闘から除外され引き分け。
後光アタックの場合は、側面攻撃により勝ち。



11

メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain (白)(白)
クリーチャー ― キスキン(Kithkin)・騎士(Knight) , アンコモン

先制攻撃

絆魂(このクリーチャーがダメージを与える場合、さらにあなたは同じ点数のライフを得る。)

2/2

ローウィン(2007年)にて登場した、このメドウグレインの騎士。
プロテクションは無いものの、先制攻撃と絆魂という有用な能力がついている。
また、キスキンでもあるので部族デッキにも利用された。
白騎士とタイマンすると、引き分け。でもライフは回復する。


12

印章持ちの聖騎士/Sigiled Paladin (白)(白)
クリーチャー ― 人間(Human)・騎士(Knight) , アンコモン

先制攻撃

賛美(あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。)

2/2

アラーラの断片(2008年)にて登場した、騎士。
低マナ域では戦力として、後半では賛美によるバックアップとして頼もしい動きをする。
白騎士とタイマンすると、攻撃した場合、賛美により勝ち。ブロックした場合、引き分け。


13

白蘭の騎士/Knight of the White Orchid (白)(白)
クリーチャー ― 人間(Human)・騎士(Knight) , レア

先制攻撃

白蘭の騎士が戦場に出たとき、対戦相手1人があなたより多くの土地をコントロールしている場合、あなたはあなたのライブラリーから平地(Plains)カードを1枚探してもよい。そうしたなら、それを戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。

2/2

同じくアラーラの断片(2008年)にて登場、ただし、レア。
土地を切り詰めがちなウィニーには、事故防止にも役立つ。そしてお高い。
白騎士とタイマンすると、引き分け。ただし土地は残る。


14

純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin (白)(白)
クリーチャー ― 人間(Human)・騎士(Knight) , レア

装備品(Equipment)があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。

金属術 ― あなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしているかぎり、あなたがコントロールする装備品は装備(0)を持つ。

2/2

新たなるファイレクシア(2011年)にて登場、こちらもレア。
戦闘での活躍より、その能力が注目された騎士。専用デッキを組めば、驚異的なドローをしてくれる。
白単アーマーやエクイップなどで採用された。
白騎士とタイマンすると、負け。


15

幽体の乗り手/Spectral Rider (白)(白)
クリーチャー ― スピリット(Spirit)・騎士(Knight) , アンコモン

威嚇(このクリーチャーはアーティファクト・クリーチャーかそれと共通の色を持つクリーチャー以外にはブロックされない。)

2/2

イニストラード(2011年)にて登場した、スピリット・騎士。
プロテクションも先制攻撃も無いが、白には珍しい威嚇を持っている。
白騎士とタイマンすると、威嚇があっても負け。


以上、白騎士の歴史をたどってみました。いかがでしたでしょうか?
どの時代の騎士も、白騎士の遺伝子を受け継いでいましたね。
次に登場するであろう、まだ見ぬ白騎士の後継者が楽しみです。

長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

最後に白騎士タイマンの勝率を。
※状況によって勝敗が分かれるものは、引き分けにカウント

15戦 9勝 0敗 6分け。

強い!初代白騎士強い!